2020-06-29 (Mon)
11:04
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熱心に部下を指導しているのに何一つその熱意が伝わらない
そんな時は、指導法を少し見直してみてみましょう。
指導する時に部下に考えさせずに自分のやり方を押し付けたり
「だからダメなんだ」などと叱責をしたりしていませんか?
これでは、部下は「自分は信頼されてない」「期待されてない」と考えてしまいやる気がなくなってしまい成果もあがりません。
部下にやる気を出させるには、上司が部下を信頼して「期待している」などと声をかける外発的動機づけが大切です。
上司が自分に期待していると分かればその期待に応えるように努力をして成果を出すようになります。
これはピグマリオン効果です。
ピグマリオン効果は、若い新入社員に特に有効で仕事に慣れた中堅の社員にはあまり効果がありません。
新入社員指導にはピグマリオン効果を発揮させる有能な上司を配置するといいです。
仕事ができる上司とは、成功した時に部下を褒めて失敗した時に部下を責めずに自分が責任をとるものです。
こうした姿を見せることで自然と部下との信頼関係ができてより慕われる上司になれます。
上司からの期待が部下を動かす
期待されるか、ダメな部下と決めつけられるか、その扱い方で部下は変わります。
部下の成長は上司の接し方次第と言えます。
君ならできる ⇒ 期待される
上司が部下に期待を抱き、それを部下が感じられるように接すれば部下も期待に応えようと努力をしようとします。
どうせできない ⇒ 期待されていない
上司ができない部下と決めつけて接してしまうと部下も期待されていないとあきらめてしまい生産性が低下したり委縮してミスをしたりもしてしまいます。
周囲の期待だけで成果が出るのかと思うかもしれませんが、実際に成果が出ることが明らかになっています。
自己成就予言と言い自分や周囲の人ができると言い聞かせて行動することによって
予想以上のやる気が引き出されて実現することができます。
自分や周囲の言動がプラスに働くことをガラティア効果と言います。
反対に周囲の人が君はダメだとかネガティブな態度で接するとその人は自尊感情が鈍くなり実際にダメになってしまいます。
これをゴーレム効果と言います。
アメとムチ 強すぎる無知は逆効果に
アメとムチという言葉があります。
うまくできたらご褒美を与えて、失敗したら罰を与えると言うやり方です。
マウスを使った実験によると強すぎる罰が逆効果になることが分かっています。
失敗して強い電気ショックを与えられたマウスは何もせずにしていた方が安全と判断して動かなくなります。
このことから指導といえ厳しくし過ぎると部下はやる気を失ってしまいます。
厳しくし過ぎないことも大事です。
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