栄養、食事、運動、人の心理などに関するIZUのブログ

日々の健康作りや日常生活に役立つような情報を発信していきたいと思います。
Top Page › Archive - 2023年05月
2023-05-27 (Sat)

筋肉量の減少が死亡率を高める!小太りが一番長生きする

中肉中背が健康で長生き「BMI22が理想」は神話 自分の体重は、どのくらいが適正なのかを知る指標としてBMIがあります。 健康診断でも用いられているので一度は見聞きをしたことがあるのではないでしょうか。 BMIは、体重kg÷(身長m×身長m)で求めることができます。 これは、1835年にベルギーのアドルフ・ケトレー氏が提案しました。 BMIは、これまで22が理想的な数値と言われてきました。 この指標のもとになった研究は、実...
2023-05-23 (Tue)

お酒は少量でも身体に悪い、健康を考えるなら飲まないのがベスト!砂糖の依存性、カロリーゼロにも注意

控え酒には根拠がある? 酒と健康に関する神話は昔からたくさんあります。 ヨーロッパでは、ワインよりもビールを先に飲むと二日酔いになりにくいという言い伝えがあるようです。 後からビールを飲むとビールに含まれる二酸化炭素で先に飲んだワインのアルコール分が吸収されやすくなるという理屈のようです。 ですが、これに対して否定する実験結果が2019年にドイツとイギリスの共同チームによって発表されました。 グループ...
2023-05-22 (Mon)

正義中毒の快楽と苦悩、脳には相反する思いが同居している

快楽と苦悩の相反する思い正義中毒にかかって他人を糾弾して快感を覚えている人でも、自分のほうが本当は間違っているのではないか、自分の正義に反する相手にバカという言葉をぶつける自分自身は正しくないのではないか、など矛盾した感情を抱くことがあるかもしれません。これも脳の機能の一部になります。他者を攻撃することによって脳も何らかのネガティブなフィードバックを受けることがあります。ここで言うネガティブなフィ...
2023-05-21 (Sun)

人の心理の一貫性の原則の罠!本来人間は一貫性がない

人間の心理、一貫性の罠人間は自分が言い続けてきたこと、やり続けてきたこと、信じ続けてきたことをなかなか変えることができません。そして、それまで見せてきた自分と矛盾しないように振る舞わなければいけないと思い込み無意識に縛られています。これを心理学では、一貫性の原理と言います。例えば。「私は保守です」と言うと保守のように振る舞い続けなけれればいけないような気分になります。「あの人は嫌いだ」と公言してし...
2023-05-21 (Sun)

水道水はペットボトルの水よりも安全、水を飲んでも肌は潤わない!摂り過ぎ注意!ココナッツオイル、サプリメント

ペットボトルの水は水道水よりも安全なのか 昔は飲み水と言えば、水道水でした。 しかし、今では水道水を飲まずにペットボトルに入ったミネラルウォーターを日常的に飲んでいる人も多いのではないでしょうか。 なぜ、水道水ではなくペットボトルの水を飲むのでしょうか。 ミネラルウォーターなので水道水よりもおいしくて身体に良いのでしょうか。 実は科学的に見れば、決してそんなことはありません。 2017年、東京都水道局...
2023-05-18 (Thu)

人間の脳は賢くなり過ぎないようになっているのかもしれない

脳は賢くなり過ぎないように設計されている人間の脳は、賢くなり過ぎないようにできているのかもしれません。これは個人の意思とは関係がありません。実際は、人間が人間であり続ける為、脳は前頭前野に従い過ぎないように設計されていると考えざるを得ないような作りになっているのです。生きる為には食べなければいけないのに、その本能に逆らってひたすらダイエットを続ければ、健康を害して最悪死ぬかもしれません。元々、トッ...
2023-05-17 (Wed)

食の健康神話「〇〇は身体に良い」は仮説にすぎない、健康意識が高い人ほど注意が必要かも

仮説にすぎない健康神話 「〇〇を食べると身体に良い」というような謳い文句はよく目にするのではないでしょうか。 例えば、夏が近づくと「夏バテには豚肉が良い」などをよく見かけると思います。 では、実際にこれは本当なのでしょうか。 豚肉に含まれる栄養素が血液中のアルブミンなどに影響を与えるというエビデンスは実際にあります。 そして、アルブミンが増えると疲労回復の効果があるというエビデンスもあります。 そ...
2023-05-14 (Sun)

男性特有の問題:テストステロン低下が引き起こす症状10選と予防法

45歳以上の4割がテストステロンが低値 テストステロンは男性ホルモンで、主に睾丸の中で作られています。 女性でも微量ではありますが、卵巣でテストステロンが作り出されています。 性別に関係なくテストステロンは副腎でも作られています。 男性ホルモンであるテストステロンは、睾丸や前立腺のような生殖組織、あるいは筋肉やひげ、声変わりなどで知られている第二次性徴に重要な役割を担っています。 それ以外にも精子の...
2023-05-11 (Thu)

タンパク質を摂る為に!必須アミノ酸を含む高タンパク質おススメ食材16選

タンパク質は生命維持に欠かせない 炭水化物、脂質、タンパク質は、三大栄養素と言われ、身体に欠かせない栄養素になります。 タンパク質はアミノ酸が結合して構成されていますので、タンパク質を食べることで様々なアミノ酸を摂取することができます。 食事で食べたタンパク質が分解されると鎖状に連なったアミノ酸分子がいくつも現れます。 この鎖は、長いものもあれば短いものもあります。 鎖の長さやアミノ酸の組み合わせ...
2023-05-08 (Mon)

アスリートにとっても腸内環境は重要!腸は筋発達にも関係がある

過剰なタンパク質が腸内環境を悪化させるかも 日々トレーニングに励んでいる人たちは、高タンパク質食を意識しているかと思います。 中でもアスリートやボディビルダーは高タンパク質食を好んで食べています。 ボディビルダーとマラソンランナーの腸内を比較するとボディビルダーは短鎖脂肪酸の生成に関わる腸内細菌が著しく少ないようです。 この理由として考えられるのが、ボディビルダーの食事は超高タンパク質で低脂肪、食...
2023-05-04 (Thu)

脳は加齢によって保守化する

加齢が脳を保守化させているできることなら自分たちと違う考え方を持っている人たちを尊重し、お互いを認め合っていく社会がいいものです。ですが、これは脳科学的に非常に難しい問題のようです。どのような相手に対しても共感的に振る舞い、人間として尊重して認めていくという機能はとても高度なものだからです。これは前頭葉の眼窩前頭皮質で行われています。ここは、25~30歳くらいにならないと成熟しません。そして、しっかり...
2023-05-03 (Wed)

パフォーマンスを最大限に発揮する為の筋力トレーニング・コンディショニング豆知識

マッサージにリカバリー効果を期待し過ぎない マッサージは筋肉痛の軽減や柔軟性(フレキシビリティ)の向上に、ある程度効果があるというエビデンスがあります。 しかし、筋力やジャンプ力の回復などのパフォーマン・リカバリーには大きな効果がありません。 これはマッサージがあくまでも受動的なリカバリー方法だからなのかもしれません。 ですが、マッサージを受けて回復したように感じて精神的な満足感を得ることができま...