栄養、食事、運動、人の心理などに関するIZUのブログ

日々の健康作りや日常生活に役立つような情報を発信していきたいと思います。
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2023-03-23 (Thu)

正しさは関係ない!仲間内の正義を優先する人々

正しさよりも仲間内の正義を優先する人々人は誰でも、自らを律していなければ身内に甘く、それ以外の他人は厳しい態度を取るようになってしまうことが多々あります。これは内集団バイアスになります。自分が所属する集団内の人物については評価が甘く、集団外にいる人物には厳しくなるというバイアスです。例えば、政治的に敵対しているAとBの勢力があったとして、Aの有名な政治家が論理的に悪いとされるようなことをして報道さ...
2023-03-09 (Thu)

バイアスは脳の手抜き、一元的な処理をしている

脳の手抜きであるバイアス人間は誰でも、どんなことに気をつけていても集団を形成している仲間をその他の人よりも良いと感じる内集団バイアスをお持っているものです。グループ外の集団に対してバカなどというレッテルを簡単に張り付けてしまうのです。例えば、日本人の失敗であれば何でも喜ぶ韓国人、ドイツ人の失敗であれば何でも喜ぶフランス人など、それほど強い悪意を持っているというよりは、ただ脳が手抜きをしてバイアスに...
2023-02-24 (Fri)

バイアスのズレが友情をぶち壊し、簡単に争いが生じる

バイアス(偏見)によって簡単に争いが起きるサッカーワールドカップにおける韓国人たちの話も集団バイアスがいかにやすやすと人間の心に生じるかを示しています。このような異なる集団同士がお互いに罵り合う状況について、集団同士の振る舞いの差を調査した有名な心理学の実験があります。1954年にムザファ・シェリフとキャロリン・シェリフ夫妻が行った実験になります。ロバーズ・ケープ州立公園で行われたキャンプにおける研究...
2023-02-10 (Fri)

正義と同調圧力の関係

正義と同調圧力正義中毒による対立は、どのような集団同士でも起こります。与党と野党でも会社の営業部門と制作部門でもドイツ人とフランス人でも男性でも女性でも起こります。○○党だから、営業だから、○○だから、男だから起こるのではなくて、人間である以上必ず起こるものなのです。また、不思議なことにお互いの正義中毒が双方の需給をうまくバランスさせているケースもあります。ヘイトスピーチまがいの主張をしている集団がい...
2023-02-05 (Sun)

誰かを叩けば叩くほど気持ちがよくなる正義中毒

正義中毒の快楽人は、自分が所属している集団以外を受けいられずに攻撃をするようにできています。その為に重要な役割を果たしている神経伝達物質のうちの一つがドーパミンです。私たちが正義の中毒になる時、脳内でドーパミンが分泌されています。ドーパミンは、快楽や意欲などを司っている神経伝達物質です。簡単に言えば、ドーパミンによって気持ちが良い状態を作り出しているのです。自分が所属している集団を守る為に他の集団...
2023-01-26 (Thu)

遺伝子で支持政党が決まっているのかもしれない

遺伝子と支持政党アメリカの民主党支持者と共和党支持者の間では、ドーパミンD2受容体のある多型の割合に有意な違いがある、と言うデータがあるようです。データの分析を要約すると民主党支持者=リベラルに親和性を持つか、共和党支持者=保守に親和性を持つかには生まれつきの遺伝的な素質が関与している、と言うことです。もちろんこれは絶対ではありません。統計的な有意差があるのでその傾向があるのではないか、と言うことで...
2022-12-27 (Tue)

リベラルが保守に勝つことはできない!?リベラルと保守の対立は脳が引き起こす

科学的にリベラルは勝てない社会的なルールに関する取り決めの代表的な例は、大統領などの国家元首や議会などの選挙を通じて実現される民主主義です。ここには人間ならではの現象が見られます。政治における左右の集団の対立、いわゆる保守対リベラルの分裂は、実は脳の性質の違いが起こしているのではないかという社会心理学者でニューヨーク大学スターンビジネススクールのジョナサン・ハイト教授による本が、アメリカで話題にな...
2022-12-18 (Sun)

正義とは集団の維持であり、それこそが最優先の目的になっている

集団の維持こそが正義哺乳類の中で、多くの種が個体としての脆弱性を補う為に集団を形成する方法をとっています。特に人間では、その特性がより顕著になっています。なので集団正義を取りやすい性質になっています。そして、なぜかこうした別々の集団は、お互いに対立をしやすくもなります。集団正義とは、自己の所属している集団が集団であり続けることこそが正義と言うものです。ことによっては、その他の倫理観が全てオプション...
2022-12-01 (Thu)

人間の脳は対立するようにできている

人間は対立するようにできている脳科学の観点から人間の脳は対立をするようにできています。その結果を分かりやすく示しているのが、左、右であり、いわゆる保守とリベラルの争いです。そもそも人間の脳は誰かと対立をすることが自然でもあり、対立をするようにできています。「自分以外は全員愚か者」「自分以外は全員敵」など考えることも「自分以外は全員優秀」「自分以外は全て仲間」などと考えることも論理的にはほとんど同じ...
2022-11-26 (Sat)

日本人の特性が変わるまで1000年、外国人も日本に住めば日本人になる

日本人の特性が変わるまで1000年以上かかる日本人の特性は、社会性が高いことであり全体的主義的な思想を持っています。今は、グローバル時代でありインターネットで情報もお金も動く時代です。日本人は、独自の文化、国民性を築いてきたと言えます。ですが、日本人も近い将来、性質や行動が他国の人たちにょうに変わったり、社会性が低くなる方向、正義中毒の人が減ったり、社会的排除が起こりにくくなる方向に変化をしていくので...
2022-11-23 (Wed)

日本人が自己主張ができないのは地政学的な理由

自己主張が苦手な人が増える日本人の特徴は、議論をできるだけ避けようとすることです。では、他のアジア諸国ではどうなのでしょうか。中国人も韓国人もインド人も一般的には、日本人よりも発言をすることを好むのではないでしょうか。日本人の基準からすると自己主張が強いと感じることが多いのではないでしょうか。これは一体どういうことなのでしょうか。それは、地政学的な面が大きな影響を与えていると考えられます。多くの国...
2022-11-16 (Wed)

日本人は議論ができない、否定するだけで議論になっていない

議論ができない日本人日本では集団の意思に従いがちになり、議論が行われることが基本的に少ないです。日本人の多くが議論が下手であり、または議論を避けるようになっているのではないでしょうか。海外では日本とは正反対で議論は、むしろコミュニケーションの基盤となっているとも言えます。日本人からすれば顔を合わせれば、毎日議論ばかりしている国に見えるかもしれません。海外での議論は、日本の議論とは全く違います。例え...
2022-11-09 (Wed)

日本では考える人は使えない人にされる

考え過ぎる人は使えないかつて、日本企業ではあえて体育大学出身者を好んで採用をする風潮がありました。もしかしたら今でもそういう風潮があるのかもしれません。なぜ体育大学出身者を採用したいのか、これは「集団の決定に対する忠誠度が高い」ことを企業側が重要視しているからです。業務遂行上、集団の決定に対する忠誠度が高いことは必要な能力であると評価をしているのです。これは「仕事ができる人」と判定していることを意...
2022-11-05 (Sat)

社会心理学「ステレオタイプ脅威」

ステレオタイプ脅威現象社会心理学では、ステレオタイプ脅威という現象が知られています。これは、自分が所属している集団が持っている社会的なイメージ(ステレオタイプ)を構成員が意識すると自分自身もそうに違いないと考えて、ステレオタイプと同じ方向に変化していくと言う現象です。例えば「黒人は白人よりも攻撃的だ」という社会的な偏ったイメージがある状況では、ある黒人自身が自分を攻撃的な人間だと考えたり、犯罪を働...
2022-10-30 (Sun)

服従の心理を証明したアイヒマン実験

アイヒマン実験が証明した服従の心理人間が集団を構成することにはメリットがあります。社会の成立もそうした集団生活と切り離して考えることは困難です。集団を作っていく時、多くの場合は中心となる人物や触媒になる人物が存在します。このようなリーダー的な人物が集団の構成員を制御するというやり方が取られてきました。また、日本のような社会では、中心者よりも顔の見えない全体の意思、いわゆる「空気」が構成員の行動を制...
2022-10-27 (Thu)

学校では従順な優等生が優遇される日本、天才児は排除される

学校では天才児は排除される日本社会性の高い日本では、教育現場においてはみ出し者は排除しやすい傾向があります。集団の維持、社会を壊さないことの大切さを教えることは、日本の教育現場でも極めて重要な原則として行われています。クラスや学校という集団を維持して社会のルールを壊してはいけないと言う暗黙の課題に能力を発揮する子供が、教師に評価されて、褒められる仕組みになっています。学校のクラスにおとなしく従順で...
2022-10-25 (Tue)

日本は、個人の意志よりも集団の目的が優先され、よそ者を信用しない

集団の目的が優先される日本日本では個人主義的な性質が強い集団よりも集団主義的な要素が強い集団の方が生き延びるのに有利だったと言えます。これは、日本の災害の多さという地理的要因が大きく影響をしているのではないでしょうか。東日本大震災や熊本地震など、近年では水害もあります。日本はどんなに防災を発展させても現在の状態の地球上のこの位置にある限り、自然災害から逃げることはできません。防災にコストをかけて、...
2022-10-23 (Sun)

自然災害と閉鎖的環境が社会性を高めた

自然災害と閉鎖的環境日本人の社会性が高いのは、島国だからと言われることが多いのではないでしょうか。ですが、これが真の理由ではないと思います。同じ島国でもイギリスは日本人のようになっていません。日本独特の事情として、いくつか注目をするべき点があります。まず、気候です。日本は、降雨量が多く、台風も多いです。高温多湿だけでなく、風水害のリスクが高いのです。これは近年、誰もが強く感じているのではないでしょ...
2022-10-20 (Thu)

日本は優秀な愚かな国かもしれない

日本人は優秀かもしれないけど愚か日本人は、他人との摩擦を恐れるあまりに自分の意見を控え集団の和を乱すことを避けようとする傾向がとても強い人達と言えます。これは、悪く言えば愚か者の国と言うことにもなります。日本では、集団の抱えている様々な不都合や問題点に気が付いて周りの空気を読まずに指摘してしまう人が非難されることが多々あります。そのことが理不尽であることに抗議をして声を上げたなら、さらに集団圧力が...
2022-10-16 (Sun)

国や地域、文化によって愚かさは違う

愚かさの基準は国によって違う正義の中毒になってしまう人は、日本では特に多いですが限らずどこの国でもあります。しかし、どんな人を悦脱者、変わり者とするのかは国や地域によって大きく変わります。もちろん世界中の文化を経験したわけでもありませんので、具体的にどんな人が悦脱者になるのかは分かりません。例として日本とフランスを比較してみましょう。日本では、簡単に言えば「みんなと合わせられない人」「みんなと違う...