栄養、食事、運動、人の心理などに関するIZUのブログ

日々の健康作りや日常生活に役立つような情報を発信していきたいと思います。
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2023-11-21 (Tue)

余裕を大切にして前頭前野を働かせよう

脳の余裕を大切にしよう前頭前野を働かせるには、脳に余裕が必雄不可欠です。自分の頭で考えるということは、前頭前野を働かせるということとほぼ同じと考えていいです。前頭前野を働かせるには、他の領域にそれほどリソースを割かなくて済んでいる状態を保つ必要があります。つまり、脳に余裕がある状態です。寝不足であったり仕事や人間関係の問題で切羽詰まっている時、時間切れの時が迫っている時などは、前頭前野が働きにくく...
2023-11-15 (Wed)

前頭前野を働かせるには安易なレッテル貼りはしない

安易はカテゴライズレッテル貼りはしない何かしらの事象に合った時「Aは○○だらか」「Bって○○なんだよね」というようなカテゴライズをしてしまう人は、注意が必要です。これは、自分たちとは違う考えを持っている人たちをひとまとめにしているからです。自分と違う人たちをひとまとめにすることは、脳にとってとても楽なことなのです。あの人は○○だといようなレッテル貼りをすることで、まとめて情報処理することができます。自分た...
2023-11-12 (Sun)

ネットで知的偏向を防ぐには自分と異なる意見に触れる

知的偏向を防ぐ為にネットを活用しようネットから情報は、本を買うよりもコストをかけずに行えます。今では誰でもネットから情報を得ることができます。ネットの普及とネット依存がいわゆる正義中毒を蔓延させてきたと言えます。また、あなたの嗜好や考え方は、ネット企業側に「どんなキーワードを閲覧したか」「どんなニュースをクリックしたか」「どんなサイトを閲覧しているか」などによって全て把握されれています。そのデータ...
2023-10-04 (Wed)

脳を老化させない為に絶対に読まない本を読んでみよう

絶対に読まない本、関心のない本を読む本を読むことで私たちは、異なる環境に身を置くのと同じような体験を手軽に疑似体験することができます。最もいいのが、普段の自分であれば絶対に読まない本、関心のない本を読んでみることです。できるだけ自分とは違う分野、考えが違う著者の本、これまで関心を持っていなかったジャンルの本にあえて触れていくのです。何かの本を読もうと考える時、仕事や勉強など必要に迫られない限り手に...
2023-09-08 (Fri)

あえて不安定で過酷な環境に身を置く

脳の老化を防ぐには不安定な環境に身を置く 脳の老化を防ぐ為におススメしたいのが、あえて不安定な、あるいは過酷な環境に身を置いてみることです。 こう聞くとハードルの高いことのように思えるかもしれませんが、こうすることの意味はとても大きいです。 戦乱、混乱が続いて社会が不安定化して価値観が揺れ動いているような世の中だと、前頭前野の司る活用をしないと生き残ることすら難しくなることもあります。 もちろん、...
2023-09-02 (Sat)

普段と違うことを体験することが脳の老化を防ぐ

老けない脳を作るには?前頭前野は分析的思考や客観的思考を行っているところになります。ここが上手く働いていないと目先の損得に惑わされてしまい、長い目で見た時の得を選ぶことができなくなってしまいます。何らかの衝動を押し殺したり、やむを得ず状況に合わせたりするという状態であれば、一応前頭前野は働いていると考えられます。前頭前野が衰えていない人は、普段から「自分はこう」「こうに決まっている」といった固定化...
2023-07-30 (Sun)

どんな人でも脳機能は加齢によって衰えていく

加齢と共に衰えていく脳機能他人を許せないことに悩む人たちには、「許す」為の大きな足掛かりである前頭前野は、加齢に伴って委縮してしまいます。残念ながらこれは事実です。脳の細胞は、加齢と共に死んでいってしまいます。高齢になっても前頭前野における神経新生(神経細胞の元となる神経幹細胞へ分化すること)は起こります。ですが、生まれた神経細胞が髄鞘化されなかったり神経回路に組み込まれないまま死んでしまったりし...
2023-07-28 (Fri)

経験で脳は進化していく、考え方などは変えることができる

経験で進化する脳人間を含め、生物の遺伝的な性質の進化、あるいは退化には何世代もの時間を必要とします。ですが、個々の人間の性格や考え方、集団の振る舞い方、世論や社会常識のようなものは、世代を経なくても変えることができます。これは、前頭前野の持つ大きなメリットの一つで、他人や周囲の影響を受けながら振る舞いを一世代で変えることができます。人間の脳には、自らの構造を観察して、フィードバックを得て自らを変え...
2023-07-17 (Mon)

脳の成人年齢は30歳前後、どうキープしていくかが重要

30歳が脳の成人年齢自分の脳の老化度合いがどうなのか心配になってきている人もいるかもしれません。実は、自分の前頭前野がどのくらい発達、もしくは衰退しているのかは、MRI検査で前頭前野の皮質の厚みを測定することで、ある程度推測をすることができます。前頭前野の厚さにはもちろん個人差があります。それに成熟するまで長い時間が必要になります。その間に個人差がついていき、ピークから衰退する時も同じように差がついて...
2023-06-25 (Sun)

脳の衰えのサイン「昔はよかった」

昔はよかったは脳の衰えかももしあなたが「昔はよかった」というような気分に頻繁に浸ることがあるのであれば注意が必要かもしれません。昔を懐かしむ行為は、脳の前頭前野が老化しているサインかもしれないからです。これは正義の中毒と根が同じかもしれません。私たちの脳は、過去の記憶を都合よく書き換えるようにできています。辛かった経験や日常的な要素はそぎ落とされて良いことだけを都合よく組み合わせます。思い出される...
2023-06-06 (Tue)

なぜ他人を許せないのか、自分を客観視しよう

自分を客観視すれば抑止力になるまず自分を客観視することが重要です。自分が正義の中毒状態になってしまっているのかどうかを自分自身で確認をできるようになることがとても重要になります。それを確認するサインとして、まず相手を許せない、という感情が湧いてしまう状態そのものを把握する必要があります。どんな時に許せないと思ってしまうのかが自信で認識できるようになれば、自分を客観視することができます。自分を客観視...
2023-05-22 (Mon)

正義中毒の快楽と苦悩、脳には相反する思いが同居している

快楽と苦悩の相反する思い正義中毒にかかって他人を糾弾して快感を覚えている人でも、自分のほうが本当は間違っているのではないか、自分の正義に反する相手にバカという言葉をぶつける自分自身は正しくないのではないか、など矛盾した感情を抱くことがあるかもしれません。これも脳の機能の一部になります。他者を攻撃することによって脳も何らかのネガティブなフィードバックを受けることがあります。ここで言うネガティブなフィ...
2023-05-21 (Sun)

人の心理の一貫性の原則の罠!本来人間は一貫性がない

人間の心理、一貫性の罠人間は自分が言い続けてきたこと、やり続けてきたこと、信じ続けてきたことをなかなか変えることができません。そして、それまで見せてきた自分と矛盾しないように振る舞わなければいけないと思い込み無意識に縛られています。これを心理学では、一貫性の原理と言います。例えば。「私は保守です」と言うと保守のように振る舞い続けなけれればいけないような気分になります。「あの人は嫌いだ」と公言してし...
2023-05-18 (Thu)

人間の脳は賢くなり過ぎないようになっているのかもしれない

脳は賢くなり過ぎないように設計されている人間の脳は、賢くなり過ぎないようにできているのかもしれません。これは個人の意思とは関係がありません。実際は、人間が人間であり続ける為、脳は前頭前野に従い過ぎないように設計されていると考えざるを得ないような作りになっているのです。生きる為には食べなければいけないのに、その本能に逆らってひたすらダイエットを続ければ、健康を害して最悪死ぬかもしれません。元々、トッ...
2023-05-04 (Thu)

脳は加齢によって保守化する

加齢が脳を保守化させているできることなら自分たちと違う考え方を持っている人たちを尊重し、お互いを認め合っていく社会がいいものです。ですが、これは脳科学的に非常に難しい問題のようです。どのような相手に対しても共感的に振る舞い、人間として尊重して認めていくという機能はとても高度なものだからです。これは前頭葉の眼窩前頭皮質で行われています。ここは、25~30歳くらいにならないと成熟しません。そして、しっかり...
2023-04-15 (Sat)

確証バイアスを増長させるネット社会

ネット社会は確証バイアスを増長させてしまう自分は宗教とは無縁、と考える人が多いかもしれません。ただ、こうした現象は宗教団体に限定されるものではありません。あくまで宗教団体は例の一つです。こういった集団の性質は、ネット社会の進展によってより密になりつつあります。あなたも気が付かないうちにそのシステムの中に入ってしまっている可能性が高いです。SNSでは、自分と似ているもの同士で繋がることが多いでしょう。...
2023-03-30 (Thu)

集団の正義をかざし共通の敵を作り集団は巨大化

共通の敵を作って巨大化する集団あらゆる集団が成長をしようとする時、例えば宗教集団も発生段階ではイングループ(内集団)バイアスを利用したと考えることができます。「集団内の教義=正義」と考えてみると、その定義に反対する集団は全てアウトグループとなります。集団外から迫害を受けることを正義の行動を阻む悪として、集団内の全員の共通の敵であると号令をかければ、集団の結束はどんどん高まっていきます。多くの世界宗...
2023-03-23 (Thu)

正しさは関係ない!仲間内の正義を優先する人々

正しさよりも仲間内の正義を優先する人々人は誰でも、自らを律していなければ身内に甘く、それ以外の他人は厳しい態度を取るようになってしまうことが多々あります。これは内集団バイアスになります。自分が所属する集団内の人物については評価が甘く、集団外にいる人物には厳しくなるというバイアスです。例えば、政治的に敵対しているAとBの勢力があったとして、Aの有名な政治家が論理的に悪いとされるようなことをして報道さ...
2023-03-09 (Thu)

バイアスは脳の手抜き、一元的な処理をしている

脳の手抜きであるバイアス人間は誰でも、どんなことに気をつけていても集団を形成している仲間をその他の人よりも良いと感じる内集団バイアスをお持っているものです。グループ外の集団に対してバカなどというレッテルを簡単に張り付けてしまうのです。例えば、日本人の失敗であれば何でも喜ぶ韓国人、ドイツ人の失敗であれば何でも喜ぶフランス人など、それほど強い悪意を持っているというよりは、ただ脳が手抜きをしてバイアスに...
2023-02-24 (Fri)

バイアスのズレが友情をぶち壊し、簡単に争いが生じる

バイアス(偏見)によって簡単に争いが起きるサッカーワールドカップにおける韓国人たちの話も集団バイアスがいかにやすやすと人間の心に生じるかを示しています。このような異なる集団同士がお互いに罵り合う状況について、集団同士の振る舞いの差を調査した有名な心理学の実験があります。1954年にムザファ・シェリフとキャロリン・シェリフ夫妻が行った実験になります。ロバーズ・ケープ州立公園で行われたキャンプにおける研究...